ミノーイング用ロッドを新調したので、早速使いたい!
ということでサクラマスを放流しているという大芦川F&Cフィールドビレッジへ行ってきた。
こちらの釣り場は冷涼な地下水をくみ上げてポンドに利用しているそうで、年間を通して水温が一定なのだそうだ。
夏場といえば多くのトラウト系の管理釣り場はオフシーズンなのだが、大芦川は夏でもトラウトフィッシングが楽しめるのだ。
さらにオートキャンプサイトも併設されており、キャンプに来て釣った魚をバーベキューで美味しく頂くこともできる。
これは管理釣り場としてもキャンプ場としても最高のフィールドであると言える。
前日に電話をしてサクラマスの放流状況を聞いてみると、
「もう放流は終わりましたが、まだ残ってます」との事だった。
行くのをやめようかとも思ったが、早くロッドを使ってみたかったこともあり、思い切って行ってみることにした。
朝4時に車で家を出て、6時過ぎには大芦川に着いてしまった。
営業は7時からなので、近くの牛丼屋で朝食がてら時間をつぶしてから向かう。
6時40分頃、釣り場に到着すると既に門が空いており、駐車場には1台車が停まっていた。
先に来ていた車の方は、フライマンでしたが常連の方のようでしたので少しお話を伺った。
初めて来たことを伝えるとポンドの様子や放流されている魚のことなどいろいろと教えてもらえた。
ここの魚は水がきれいなせいか元気が良く、引きがいいそうである。
目的のサクラマスは居ることは居るが、まず釣れないだろうと厳しい意見。
山間の渓流沿いにあり、空気がとてもすがすがしい
ポンドの様子を紹介する。
実際に見て回って確認したものなので、間違いや足りないものもあるかと思うがご容赦願いたい。
①インレット 放流はここから
②リリース専用水槽 傷ついた魚や一度キープした魚はここへリリース
③インレット
④アウトレット
⑤⑥水中に沈んだパイプ おそらく⑦や排水関連の配管。もっと長いかも
⑦水中にある湧水
Aを結ぶラインより管理棟側 初心者専用エリア
Bを結ぶラインより管理棟側 ルアー専用エリア
Bを結ぶラインより管理棟対岸側 ルアー、フライ共通エリア
そうこうしているうちに営業開始の7時となった。
釣り開始を告げる不思議な音楽が山間の静寂を打ち破るかのように流れる。
ポンドの水は澄み、泳いでいる魚は丸見えである。
大量にいるレギュラーサイズのニジマスの中にひときわ大きなヤシオマスが数匹、悠々と泳いでいる。
サクラマスと思しき魚は居ないかとポンドを観察していると、インレットからアウトレット周辺のブレイクに沿ってたまに回遊してくる個体を見かける。
サイズは30cm程度のようだ。
回遊してきたタイミングに合わせてミノーを目の前に泳がせる。
・・・無視。
また回遊して来たところを狙い、目の前を通す。
・・・完 全 無 視。
ではリアクションで食わせてやるかとトゥイッチで目の前をーーー逃げた!!
もはや開始30分で戦意喪失である。
さっき話したフライマンに「どう?」と尋ねられるも、「居るにはいますけどダメですねハハハ…」と乾いた笑いしか返せない。
それでもミノーでサクラマスを釣りに来たんだ何としてでも一匹!
と、午前中いっぱい頑張るも釣れず。
ロッドのデビュー戦がまさかこのようなスタートになるとは思いもしなかったよトホホ。
午後になると、午前中は曇りだった天気も晴れた。
さわやかな青空とポンドの水色が緑の山に映えてとても美しい。
しばし木陰の草むらに腰をおろし、握り飯を頬張りながら景色を楽しむ。
アングラーもフライの方が5名と、広いポンドでゆったりと釣りを楽しめる。
午後からはサクラマスをあきらめてニジマス釣りにシフトすることにした。
スプーンを投げると、見えてるニジマスが少し追うもののバイトには至らない。
水がドクリアーなので、魚の反応する様子が良く見えるのだ。
なるほど普段ニジマスがルアーに対しどんな反応をするのか勉強になる。
ノア1.2、ジキル0.9辺りでぽつぽつと釣っていく。
しかし魚の反応がとっても渋い。
フライマンも釣れてはいるが10~20分に1匹といった感じで、スプーンに関して言えばもっと渋い。
しかし釣れた魚はとっても生きがいい。
レギュラーサイズでもドラグを鳴らしながら気持ちよく走ってくれるのだ。
クランクに換えるとチェイスする魚の数が増える。
これは面白い!
マイクロシケイダーで水面を引いてくるとわらわらニジマスが集まってくる。
真後ろからは1~2匹が真剣にチェイスしてくる。
しかしなかなか食わないのだ。
リトリーブ中は追ってくるのだが、そのまま引き続けても食わない。
かといって止めても食わない。
再び引くとチェイスする。
最終兵器ウッサに換えても同じである。
魚がチェイスする様子が見えるのは面白いのだが、食わなきゃ本末転倒である。
サイトフィッシングの難しさというやつを思い知らされたような気がする。
続いてチャタクラに換え、かけあがりにゴリゴリ擦らせながらリトリーブするとそこそこ反応がある。
ガツンといういいアタリに合わせるとドラグが鳴り、心地よく魚が走る。
ランディングしてみるとレギュラーサイズのニジマスであった。
やっぱりここの魚は元気があるんだなーと実感する。
魚はどれもきれいで元気が良い。釣った魚でバーベキューもしてみたい
そうこうしているうちに陽が傾いてきた。
時間は16時である。
フライマンがさらに何人かやってきた。
1時間券で夕まずめだけやりに来たと言ったところか?
私はと言えば13時から16時の間で、まだ10匹も釣っていない。
別に数にこだわりを持っているわけではないが、ちょっと少ないかな。
釣り場の営業時間は17時までである。
ちょっくら本気出して1時間やるかな!
ってことでスプーンで攻めていく。
ノア1.2オレンジで探っていく。
夕まずめが近いこともあり魚の反応も日中に比べ良くなってきた。
表層でよくあたるが、中層でも、ボトムでもそれなりにあたる。
魚影はかなり濃いので魚もいろいろなレンジに散っている感じだ。
表層で2~3匹釣った後、ウッサのクリアに換える。
これがまた良い反応で、1投1匹といったペースでガンガン釣れる。
さすがはウッサ、半端ない。
日中はフライが釣れる感じであったが、この時間はフライよりもルアーの方が釣れるという貴重な体験ができた。
40cmクラスのいい型のニジマスも3匹釣れ、強烈な引きにサクラマス?ヤシオマス?とも思いながらファイトできてとても楽しい釣りであった。
目的のサクラマスは釣れなかったものの、ゆったり且つすがすがしい一日であり、心がリフレッシュされた釣行であったとさ。
本日の釣果 ニジマス27匹
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