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Posted by naturum at

はじめて×6の小菅トラウトガーデン

2019年7月14日
昨年の夏、家族で小菅川畔のキャンプ場を訪れた。
その帰りに見かけた管理釣り場の看板。
どんな釣り場かとネットで調べてみると、
「クリアウォーター、魚影濃、大物多数、食べて美味しい甲斐サーモン」
これまた魅力的なワードが次から次へと出てくるではないか。
以降行ってみたい衝動に駆られつつも、ものぐさなアルマスはやはり行かずじまいで1年近くが経過するのであった。

そんな煮え切らないアルマスに、「思い立ったら即行動せよ」と、天からのお叱りがごときお誘いを受けた。
二つ返事にお答えし、いかに仕事をさぼるかを思案する作業に没頭することになった。

3:30に自宅を出発し、高速を利用して2時間半あまりで到着。
道が空いていれば意外と近いことに気付く。
っていうか、2時間半が近いとか、距離に対する感覚がだいぶ麻痺してきている証拠だろう。
到着は6時ジャスト、坂の上で待っていた車が続々と敷地内に入ってゆく。
入口の看板を撮影しておこうとデジカメを探すと・・・無い。
充電器に刺したまま、自宅に忘れてきてしまったことに気付く。
毎度毎度、釣りに行く度に何かを忘れてきているような気がする。
ここまで阿呆だと、頭に障害でもあるんじゃないかと心配になってくるレベルである。

ということで、デジカメでぱちり。
無駄に縦長だが、トリミングはしない。



着いた順にタックルを置いて順番待ちするも、結局ポンドに入るのはチケット買った順という謎のルールに翻弄されつつも、7時に釣り開始。
天気は小雨だが、気温は20℃程度と涼しく快適である。
冷涼な水はクリアで、群泳する魚やボトムの岩がはっきりと見える。
1投目か、お隣のみいらさんがデカイのを掛けている。
いいサイズの甲斐サーモンをいきなり釣り上げるとは、さすがである。



ぱたぱたっと、ポンド全体で何匹か釣れた後、朝からまさかの沈黙が訪れた。
何とか釣ってやろうといろいろ試すも、こしアンで2匹釣れただけで、パターンを掴むどころの騒ぎではない。
聞くところによると、いつもはボトムが好調とのことであるが、今日は様子が違うようである。
ルアーを変えると1匹2匹釣れて、その後沈黙の繰り返しである。
雨の影響なのか何なのか、結局最後までパターンは掴めなかった。

みいらさんが、宝刀「M」を抜いた。
それまでノンケだったニジマスたちが色めき立ち、その尻を追う。
そして堪らず、その棒を口に含むのだ。
相変わらずの魅惑的なアクション、こっちまで疼いてくる。
その様子に呆けるように魅入っていると、みいらさんは囁いた。
「ちょっと使ってみますか?」

テールに何度もミスバイトして右に左に首を振りながら追いかけてくるニジマスを見ていると、まるでイヤイヤと首を振りながらも体は求めてしまうメスのよう。
魚の反応は、あきらかにそのアクションに誘惑され誘い出されている様である。
リアクションで食いつく個体は皆無である。







結局、この85ウルトラスリムSSSの表層曳きで終始遊び倒してしまった。
一体何匹釣れただろうか、サイトフィッシングの新たな世界を教えていただいた気分だ。
しかし、借りたルアーで厚かましくも一日中遊ぶとか、どんな神経しているやら・・・。


昼食は、イワナとヤマメの唐揚げ定食。
ヤマメの養殖に初めて成功した小菅ならではのメニューである。
味付けや揚げ加減も良く、淡水魚特有のゲオスミン様臭も無い。
これは大変美味しい。
特に驚いたのが、イワナとヤマメの味の違いである。
イワナとヤマメを食べ比べる機会なんて無いせいか、味の違いを意識したことは無い。
しかしこうして交互に食べ比べると、その味の違いは歴然である。
淡水魚が好きな方は、必食の逸品である。




腹も膨れ、午後もまるまる85スリム。
そして、今日の釣行の目的はもう一つ、このオモチャで遊ぶこと。
シマノの本気、「19ストラディック」
先日釣具屋で発見し、リアクション購入してしまった品である。



シマノのスピニングルールといえば、巻きの軽いクイックレスポンスシリーズが主流を占める。
軽い巻き出しとなめらかな巻き心地で、長時間釣りをしていても疲れない。
しかし、その快適性と引き換えに、巻き感度を犠牲にしているのである。
しっかりとした巻き感度を誇る、「コアソリッドモデル」のラインナップは、ステラとストラディック、アルテグラ位しか無い?のが現状である。
管釣り用にアルテグラやストラディックはちょいと重いし、かと言ってステラは高すぎ!
ちょうどいいモデルが無かったコアソリッドシリーズに、軽量化を遂げたストラディックがリリースされたのだ。
C2000で185g、ソアレci4+2000の180gと遜色ないレベルにまでダイエットを成功させてきた。
さらに、マイクロモジュールギアやロングスプールまで実装してくるとは、食いつかない方がおかしいというもの。

実際に使ってみた感想は、思っていた以上に巻き感度が良い印象である。
スプーンを巻くと、水流やボトム形状はもちろんのこと、魚のじゃれつき、所謂前あたりや水深(水圧)の変化までも明確に感じることができる。
その反面、当然巻きが重くなるのがデメリットである。
ボトム付近を泳がせると、スプーンが水圧の影響を受け、かなりリーリングが重くなる。
いろいろ試してみたが、管釣りでの19ストラディックの出番としては、クランキングだろう。
デッドスローでもリールでクランクのアクションを感じながらリトリーブできるのが良い。
もっと使いこなさないと把握しきれないが、クランクに対する不自然な力の掛りを相殺するような使い方もできそうである。
意外と私好みな仕上がりの19ストラディック、しばらくはいい遊び相手になってくれそうである。


14時頃、トラックによる放流が入った。
結構な数を入れているようであり、大型の甲斐サーモンも多数含まれているようだ。
放流魚だけは、ドーナ20のオレスタっぽいカラーでコンスタントに釣れてくる。



ここで、さすがは小菅と感動させられる魚をキャッチした。
イワナとヤマメの交配種、カワサバである。
イワナの「イワ」とヤマメの「メ」をとって、「イワメ」と呼ぶこともある。
野生下では、イワナとヤマメの生息域が重複しないことが多く、河川において見られることは稀である。
しかし、小菅川では同所に2種が混棲しており、野生下で見られることが知られている。
昨年も、小菅川で釣ろうとチャレンジするも、残念ながら釣ることは叶わなかった。
まさか、ここにきて見られるとは感激である。






はじめての小菅トラウトガーデン。
はじめての85ウルトラスリムのサイトフィッシング。
はじめてのイワナ、ヤマメ食べ比べ。
はじめての19ストラディック。
はじめてのカワサバ。
はじめてのみいらさんとのデート。

はじめてって、興奮するし楽しいですね!

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