いつのまにか12月
2019年12月3日
秋のうちにシーバス釣りに精を出しておこうと思いつつも、早いものでもう12月。
いつのまにやら季節はすっかり冬になってしまった。
まだまだ釣れないことも無いが、この時期は産卵のため深場に移動してしまうシーバスが多くなる。
今年は周辺の海水温が未だ高く、産卵のための移動が遅れているかもしれない。
ってことで、一発デカイのを求めて銚子に行ってみることにする。
早めに出発し、利根川河口堰周辺をふらりと見てみる。
水鳥がのんびり浮かんでおり、もはや冬といった様子。
釣れそうな雰囲気ではない。
早々に移動し、何箇所かめぼしい場所を見て歩く。
どこもかしこも魚の気配をあまり感じない。
潮は小潮でほとんど動かない。
今日はダメかなーと思っていた矢先、ベイトのざわめきを発見する。
良く見ると、時々飛び跳ねている。
イナッコの群れのようである。
時間はまだ16時前なので、ゆっくり準備をしながら時合を待つことにする。
16時を過ぎた辺りから、イナッコのざわめきが強くなってきた。
時折シーバスのものと思われるライズも見られるようになる。
いつも通り、TKLM9/11で探りを入れてゆくことに。
早巻き~ゆっくり~ドリフトと試してみる。
しかし困ったことに反応が無い。
サスペンドでゆっくり、ワークスでシンペン的に探るも、やはり反応が無い。
今一度フローティングに戻して早巻きを試すと、今度はコツンと当たった。
ロッドをあおるとヒット、グングンと首を振った。
グン、ググン、、ギューン、、?ヒラメとも違う、何とも変な引きである。

30cmほどのボラのスレ掛かりであった。
その後もボイルを狙ってキャストを続けるが、ちっともシーバスからの反応が得られない。
陽はすっかりと沈み、時計を見るといつしか2時間が経過していた。
獲れないボイルに疲れてもう帰ろうかと思っていた矢先、待望のヒット。
水面でもんどり打つ魚体は間違いなくシーバス。
やっとの思いで獲ったものの、粘りの末の事故という感じがして達成感は無い。

このまま獲れないボイルを追うよりも、いっそボイルを外して探っていく作戦に変更することにした。
流れのヨレている場所に、TKLMを30cmほど潜らせて探ってゆく。
すると、ルアーがひと飲みにされたかのような鈍重なバイトにロッドがしなった。
まるでビニール袋を掛けてしまったかのような重量感がのしかかる。
シーバスはまだルアーを餌だと信じているようだ。
合わせを入れると、異変に気付いたシーバスが走り出す。
おお、でかい!
今度こそランカーを彷彿とさせるサイズ感。
ネットで引き上げる重量はなかなかのものである。

はい、長さ足りません!
しかし、見事に極太筋肉質で腹パンの立派なシーバス。
すらっとした目鼻立ちと、隆々としたボディの対比が何とも格好いい。

その後、風が強くなってきたタイミングで再びボイルが巡ってきた。
せっせと狙うも、やはりバイトに至らない。
早々にボイルは諦めて、先程同様ボイルが起きていない場所を狙うことに。
風はさらに強くなり、ルアーが風に流されてキャストしにくい。
風があっても良く飛ぶサイレントアサシン129Fに換えて沖目を流してゆく。
ガツンと今度も気持ちの良いバイト。
ファイトからして、さっきの個体程ではないがまたもやいいサイズ。

どうもアサシンへの反応が良好のようである。
最初のボラのサイズを見た時点で、大型のルアーに換えるべきであったか。
まぁ、あと後考えればという話ではあるが。
同様に流していると、コツンというアタリ。
今日一番のミニマムサイズ。
こんなサイズでもよく引くから面白い。

フックのチェックをして再びキャストすると、2投連続ヒットした。
今度のもデカイ。
しかも、今日一番の重量感である。
ついに3度目の正直かと、胸が高鳴る。
少し沖へ走ったかと思うと、奴は方向転換してこちらに向かって泳ぎだした。
嫌な予感がする。
ラインテンションを抜かないように細心の注意を払う。
岸壁際まで来た奴は、急潜行し真下へ潜った。
まずい!
竿先を海面まで下げ、目いっぱい真横に引くも時すでに遅し。
グリグリと、剃刀のように鋭い鰓蓋骨にリーダーが擦れる感触が伝わってくる。
耐えてくれと願うも、プッツリと切れた20lbのリーダーが力無く風になびく。
幾星霜を重た鱸は頭がいい。
その学習能力の高さには脱帽である。
沈み根にルアーを擦りつけて外したり、ラインを鰓蓋に掛けるように走ったり、無理をしようものなら強烈なエラ洗いでルアーを弾き返すこともある。
切られたということは、相手にした鱸の方が一枚上手だったということ。
気持ちの良い負けっぷりに、何故かニヤッとしてしまう。
これだから釣りは辞められない。
****** 本日の釣果 ******
シーバス 4匹(75cm、70cm)
秋のうちにシーバス釣りに精を出しておこうと思いつつも、早いものでもう12月。
いつのまにやら季節はすっかり冬になってしまった。
まだまだ釣れないことも無いが、この時期は産卵のため深場に移動してしまうシーバスが多くなる。
今年は周辺の海水温が未だ高く、産卵のための移動が遅れているかもしれない。
ってことで、一発デカイのを求めて銚子に行ってみることにする。
早めに出発し、利根川河口堰周辺をふらりと見てみる。
水鳥がのんびり浮かんでおり、もはや冬といった様子。
釣れそうな雰囲気ではない。
早々に移動し、何箇所かめぼしい場所を見て歩く。
どこもかしこも魚の気配をあまり感じない。
潮は小潮でほとんど動かない。
今日はダメかなーと思っていた矢先、ベイトのざわめきを発見する。
良く見ると、時々飛び跳ねている。
イナッコの群れのようである。
時間はまだ16時前なので、ゆっくり準備をしながら時合を待つことにする。
16時を過ぎた辺りから、イナッコのざわめきが強くなってきた。
時折シーバスのものと思われるライズも見られるようになる。
いつも通り、TKLM9/11で探りを入れてゆくことに。
早巻き~ゆっくり~ドリフトと試してみる。
しかし困ったことに反応が無い。
サスペンドでゆっくり、ワークスでシンペン的に探るも、やはり反応が無い。
今一度フローティングに戻して早巻きを試すと、今度はコツンと当たった。
ロッドをあおるとヒット、グングンと首を振った。
グン、ググン、、ギューン、、?ヒラメとも違う、何とも変な引きである。
30cmほどのボラのスレ掛かりであった。
その後もボイルを狙ってキャストを続けるが、ちっともシーバスからの反応が得られない。
陽はすっかりと沈み、時計を見るといつしか2時間が経過していた。
獲れないボイルに疲れてもう帰ろうかと思っていた矢先、待望のヒット。
水面でもんどり打つ魚体は間違いなくシーバス。
やっとの思いで獲ったものの、粘りの末の事故という感じがして達成感は無い。
このまま獲れないボイルを追うよりも、いっそボイルを外して探っていく作戦に変更することにした。
流れのヨレている場所に、TKLMを30cmほど潜らせて探ってゆく。
すると、ルアーがひと飲みにされたかのような鈍重なバイトにロッドがしなった。
まるでビニール袋を掛けてしまったかのような重量感がのしかかる。
シーバスはまだルアーを餌だと信じているようだ。
合わせを入れると、異変に気付いたシーバスが走り出す。
おお、でかい!
今度こそランカーを彷彿とさせるサイズ感。
ネットで引き上げる重量はなかなかのものである。
はい、長さ足りません!
しかし、見事に極太筋肉質で腹パンの立派なシーバス。
すらっとした目鼻立ちと、隆々としたボディの対比が何とも格好いい。
その後、風が強くなってきたタイミングで再びボイルが巡ってきた。
せっせと狙うも、やはりバイトに至らない。
早々にボイルは諦めて、先程同様ボイルが起きていない場所を狙うことに。
風はさらに強くなり、ルアーが風に流されてキャストしにくい。
風があっても良く飛ぶサイレントアサシン129Fに換えて沖目を流してゆく。
ガツンと今度も気持ちの良いバイト。
ファイトからして、さっきの個体程ではないがまたもやいいサイズ。
どうもアサシンへの反応が良好のようである。
最初のボラのサイズを見た時点で、大型のルアーに換えるべきであったか。
まぁ、あと後考えればという話ではあるが。
同様に流していると、コツンというアタリ。
今日一番のミニマムサイズ。
こんなサイズでもよく引くから面白い。
フックのチェックをして再びキャストすると、2投連続ヒットした。
今度のもデカイ。
しかも、今日一番の重量感である。
ついに3度目の正直かと、胸が高鳴る。
少し沖へ走ったかと思うと、奴は方向転換してこちらに向かって泳ぎだした。
嫌な予感がする。
ラインテンションを抜かないように細心の注意を払う。
岸壁際まで来た奴は、急潜行し真下へ潜った。
まずい!
竿先を海面まで下げ、目いっぱい真横に引くも時すでに遅し。
グリグリと、剃刀のように鋭い鰓蓋骨にリーダーが擦れる感触が伝わってくる。
耐えてくれと願うも、プッツリと切れた20lbのリーダーが力無く風になびく。
幾星霜を重た鱸は頭がいい。
その学習能力の高さには脱帽である。
沈み根にルアーを擦りつけて外したり、ラインを鰓蓋に掛けるように走ったり、無理をしようものなら強烈なエラ洗いでルアーを弾き返すこともある。
切られたということは、相手にした鱸の方が一枚上手だったということ。
気持ちの良い負けっぷりに、何故かニヤッとしてしまう。
これだから釣りは辞められない。
****** 本日の釣果 ******
シーバス 4匹(75cm、70cm)
