利根川GT
10月18日
日に日に、日の出の時間は遅くなってゆき、気温水温ともに低下してゆく。
今朝はこの秋一番の冷え込みだったようで息が白い。
温度計は8℃を示している。
ここ千葉でもついに最低気温が10℃を下回り始めたようである。
利根川の源流域は群馬県の山間部である。
源流付近で冷却された流水の影響で、水温もかなり下がっている。
なるべくこまめに釣行し、いつ頃産卵のためにシーバスが河口へ下るのかを見極めたいと思う。
まずは昨日ランカーを釣ったポイントへエントリーする。
ローリングベイト99オレ金でブレイクラインをトレースしてゆくと、コツンとアタリを感じた。
水温低下の影響でショートバイトか?と思いつつ、合わせて掛けにいく。
その刹那、昨日のランカーを彷彿とさせる重量感に、ロッドが大きくしなる。
1投目でビッグワンが来た!
朝もやの中響き渡るドラグ音。
ロッドティップから引き出されてゆくナイロンラインが、朝日を浴びて煌めく様が美しい。
昨日のランカー以上に激しい走りだ。
ロッドのしなり、ドラグ、ラインの伸びを最大限に生かしながら少しずつ寄せ、走られを繰り返す。
15分程やり取りしただろうか、魚体が水面に上がってくる気配が無い。
少し浮かせても、再びボトムへ向かって突っ込んでゆく。
恐らくスレ掛かりしているものと思われる。
しっかり口にフッキングしていれば、大抵の魚は体力を消耗して水面に姿を現すものである。
しかし、体やヒレなどにフッキングした場合はなかなか体力を消耗せず、走る勢いも非常に強くなる。
粘った末、ネットインしたのはコイツであった。

堂々の体高、白銀の魚体、愛くるしい顔。
ハクレンである。
ハクレンは草食の魚であり、ルアーにバイトしてくることは偶然を除いて無い。
よって、ハクレンが掛る=スレ掛かりとなる。
その激しいファイトから「利根川GT」と呼ばれ、恐れられている。
ちなみにGTとは、ロウニンアジの英名、ジャイアント・トレバリーの頭文字である。
80cmそこらの小物でこのファイトである。
メーター級が掛かったらどうなるかは想像できるだろう。
以前、利根川でクランクで遊んでいた際、謎の魚に一方的にラインを持っていかれたことがある。
4lbの細糸だったせいもあるが、少しも寄せることができなかった。
リールを巻いても巻いてもラインは出ていく一方。
結局ラインブレイクし、正体は掴めなかったものの今思えばハクレンの大物であった可能性が高い。
朝一まさかの釣果を目の前にして、しばし呆然とする。
シーバスを釣っていないが、既に十分釣ったような疲労感である。
とりあえず1匹シーバス釣ったら帰ろう。
そう決めて痛んだラインを結びなおし、フックも曲がっていたためルアーチェンジする。
ローリングベイト99ボラカラーでリフト&フォール。
ゴゴンといいアタリがロッドを伝う。
先ほどとは一転、一切の無理を感じないやり取りである。
しかし、舐めてかかればバラしてしまうもの。
魚が小さいなら小さいなりのドラグ調整やファイトが必要である。
管理釣り場でトラウトとやり取りするような繊細さを思い出しつつ寄せていく。
ランディングまでの全てのやり取りが、軽く、優雅に感じる。

30cmほどのかわいらしいシーバスであった。
さっとリリースし、自身もさっと釣り場を後にする。
30分ほどの釣行であったが、疲労感とともに充実感とも違う何か不思議な気持ちを胸に帰路に就いた。
ちなみにこの日は夕方にも釣行している。
記録を残す意味で以下にアップしておく。
16:30~17:00

60up

約30cm
******* タックル *******
ロッド SOLCA SL-702L
リール 17アルテグラ3000XG
ライン 海平2号
ルアー ローリングベイト99/オレ金、ボラ、アユ
****** 本日の釣果 ******
ハクレン
シーバス
50cm未満 2匹
60cmUP 1匹

日に日に、日の出の時間は遅くなってゆき、気温水温ともに低下してゆく。
今朝はこの秋一番の冷え込みだったようで息が白い。
温度計は8℃を示している。
ここ千葉でもついに最低気温が10℃を下回り始めたようである。
利根川の源流域は群馬県の山間部である。
源流付近で冷却された流水の影響で、水温もかなり下がっている。
なるべくこまめに釣行し、いつ頃産卵のためにシーバスが河口へ下るのかを見極めたいと思う。
まずは昨日ランカーを釣ったポイントへエントリーする。
ローリングベイト99オレ金でブレイクラインをトレースしてゆくと、コツンとアタリを感じた。
水温低下の影響でショートバイトか?と思いつつ、合わせて掛けにいく。
その刹那、昨日のランカーを彷彿とさせる重量感に、ロッドが大きくしなる。
1投目でビッグワンが来た!
朝もやの中響き渡るドラグ音。
ロッドティップから引き出されてゆくナイロンラインが、朝日を浴びて煌めく様が美しい。
昨日のランカー以上に激しい走りだ。
ロッドのしなり、ドラグ、ラインの伸びを最大限に生かしながら少しずつ寄せ、走られを繰り返す。
15分程やり取りしただろうか、魚体が水面に上がってくる気配が無い。
少し浮かせても、再びボトムへ向かって突っ込んでゆく。
恐らくスレ掛かりしているものと思われる。
しっかり口にフッキングしていれば、大抵の魚は体力を消耗して水面に姿を現すものである。
しかし、体やヒレなどにフッキングした場合はなかなか体力を消耗せず、走る勢いも非常に強くなる。
粘った末、ネットインしたのはコイツであった。

堂々の体高、白銀の魚体、愛くるしい顔。
ハクレンである。
ハクレンは草食の魚であり、ルアーにバイトしてくることは偶然を除いて無い。
よって、ハクレンが掛る=スレ掛かりとなる。
その激しいファイトから「利根川GT」と呼ばれ、恐れられている。
ちなみにGTとは、ロウニンアジの英名、ジャイアント・トレバリーの頭文字である。
80cmそこらの小物でこのファイトである。
メーター級が掛かったらどうなるかは想像できるだろう。
以前、利根川でクランクで遊んでいた際、謎の魚に一方的にラインを持っていかれたことがある。
4lbの細糸だったせいもあるが、少しも寄せることができなかった。
リールを巻いても巻いてもラインは出ていく一方。
結局ラインブレイクし、正体は掴めなかったものの今思えばハクレンの大物であった可能性が高い。
朝一まさかの釣果を目の前にして、しばし呆然とする。
シーバスを釣っていないが、既に十分釣ったような疲労感である。
とりあえず1匹シーバス釣ったら帰ろう。
そう決めて痛んだラインを結びなおし、フックも曲がっていたためルアーチェンジする。
ローリングベイト99ボラカラーでリフト&フォール。
ゴゴンといいアタリがロッドを伝う。
先ほどとは一転、一切の無理を感じないやり取りである。
しかし、舐めてかかればバラしてしまうもの。
魚が小さいなら小さいなりのドラグ調整やファイトが必要である。
管理釣り場でトラウトとやり取りするような繊細さを思い出しつつ寄せていく。
ランディングまでの全てのやり取りが、軽く、優雅に感じる。

30cmほどのかわいらしいシーバスであった。
さっとリリースし、自身もさっと釣り場を後にする。
30分ほどの釣行であったが、疲労感とともに充実感とも違う何か不思議な気持ちを胸に帰路に就いた。
ちなみにこの日は夕方にも釣行している。
記録を残す意味で以下にアップしておく。
16:30~17:00

60up

約30cm
******* タックル *******
ロッド SOLCA SL-702L
リール 17アルテグラ3000XG
ライン 海平2号
ルアー ローリングベイト99/オレ金、ボラ、アユ
****** 本日の釣果 ******
ハクレン
シーバス
50cm未満 2匹
60cmUP 1匹
