利根川シーバス汽水域調査2日目
2018年12月2日
昨日の釣行では25匹のシーバスを上げることができた。
しかし、強欲なアルマスはさらなる記録更新を目論んでいた。
昨日は最もシーバスの活性が高いまずめ時に迷走しており、かなりのチャンスを棒に振っていたと思われる。
そこで、いきなり最適解で時合いを釣り抜け、25匹を更新してやろうと考えたのである。
皮算用も甚だしく、その発想はもはや管釣り状態である。
早めの15:30頃に昨日釣ったポイントに到着し、まずは魚や周辺の様子を観察する。
イナッコがちらほら飛び跳ねており、時折シーバスのものと思われるライズも見られる。
しかし、まだまだ控えめで、時合といった雰囲気ではない。
バス釣りの方がいたので、この周辺のことについて少し話を聞かせてもらう。
汽水域にバスが居るのか?と思ったが、どうも居るらしい。
時には海でも釣れるとのことだ。
シーバス同様、バスも意外と浸透圧調節能力が高い魚のようだ。
シーブラックバス釣りもまじめにやってみたら楽しいかもしれない。
そうこうしているうちに陽は沈み、水面のざわつきもより一層賑わいを増してくる。
ジャンプしたイナッコに豪快にかぶりつく個体もいて、期待度はかなり高い。
16:30実釣開始。
ドラグをチェックし、WILD-1限定のTKLM9/11沼ボラカラーをキャストする。
ちなみに、釣行に張り合いを持たせるためにWILD-1のシーバスフォトコンテストにエントリーしてきた。
よって、今日はTKLM9/11 WILD-1オリカラ縛りで行く予定だ。
1投目、着水後、潜らせてから1秒1回転半位のリトリーブスピードでしっかりアクションを付けながらホットスポットを通す。
手前のブレイク付近でグンッっと竿先を引き込むようなバイトがあった。
昨日とパターンは一緒のようである。
引きも大したことはなく、40~50cm付近のレギュラーサイズといったところか。
今日はトラキンよろしく、ひとりシーバスキング選手権大会といった心持である。
無理はせず、且つ時間をかけないようにランディングするのも今日のミッションだ。
今日はデジカメの充電も万全である。
撮影を終え、ラインとフックの状態を確認し、ポイントを少しずつずらしながらルアーをアピールさせてゆく。
程無くして2匹目がヒット。
またしてもレギュラーサイズである。
その後もポンポンと釣っていくのだが、やはり釣りをしている時間よりランディングからリリースにかけている時間の方が長くなってしまう始末である。
ネットに絡んだルアーを外すのに、意外と手こずる。
こんな時は、目の荒いラバーネットに換えた方が効率がいいかもしれない。
それと、ラインが少しでも痛んだ場合は即切り詰めて結びなおしているのだが、これも意外と手間である。
カラーローテーションしながら2時間ほどで、途中ニゴイも混ぜながら8匹のシーバスを釣り上げることができた。
あとは昨日と同程度のペースで行けば、25匹の記録更新も楽勝に違いない。
ここまでのサイズは、全て60cm未満であった。
あわよくばランカーサイズも混ざらないものかと欲が出てくる。
そうこうして皮算用に精を出していると、釣り人が2人やってきて、私の両側に入ってきた。
私が釣っているところを、遠くから見ている人がいたことには気付いていた。
まぁ、これだけ魚がいるのだから一人占めする必要もないし、皆で釣ればよい。
私も記録更新に向けて自分の釣りをするまでである。
最初はそう思っていた。
そして10分後、異変に気付く。
あれ、釣れないぞ。。。
さっきまであんなに賑わっていた水面は静かになっている。
ライズも小さく疎らである。
一瞬、時合いが過ぎたのかとも思ったが、昨日釣れ続いたことを考えるとそれも考えにくい。
一体なぜだろうか、少し妄想してみる。
やってきた二人が釣りを始めた途端に釣れなくなった。
思いつくのはそのプレッシャーによる影響だろう。
気になるのは彼らがどんなルアーをどのレンジに通しているかだ。
恐らく、バイブレーションなどのアピールの強いルアーを、シーバスがステイするレンジに通しているため警戒されて食わなくなったのではと予想される。
シーバスのようなプレデターの群れがいる場合、イナッコなどのベイトフィッシュは水面近くなどに逃げているはずである。
にもかかわらず、プレデターの群れの中を悠々と泳ぐ魚が居たらどうだろうか?
小さくたって、そいつは自然界ではシーバスより強い危険な存在に違いないのだ。
「流れに翻弄され、シーバスの近くに不可抗力で流された魚」と、
「シーバスの目の前を食ってみろとばかりに悠々と横切る魚」
この両者は同じ魚であったとしてもその性質は決定的に異なる。
その違いによる、ここまで明確な影響を目の当たりにできたことは貴重な体験であった。
考えてみれば自分の釣りでも思い当たる節がある。
魚影は濃いのに食わせられず、ガンガンに叩いて、やっと1匹2匹釣り上げる釣り。
最終手段としてはそういう釣りもありだとは思うが、もう少し思慮をめぐらせ、順序立ててアプローチするべきだろう。
そうすれば、より多くの魚との出会いも拓けていくに違いない。
危険な魚(ルアー)を避けて岸壁に寄り添っているシーバスを狙ってルアーをドリフトさせていく。
やはり食ってきた。
これ以上続けても記録更新は難しそうなので、この魚を上がりに納竿した。
本日の釣果
シーバス 9匹
ニゴイ 1匹
昨日の釣行では25匹のシーバスを上げることができた。
しかし、強欲なアルマスはさらなる記録更新を目論んでいた。
昨日は最もシーバスの活性が高いまずめ時に迷走しており、かなりのチャンスを棒に振っていたと思われる。
そこで、いきなり最適解で時合いを釣り抜け、25匹を更新してやろうと考えたのである。
皮算用も甚だしく、その発想はもはや管釣り状態である。
早めの15:30頃に昨日釣ったポイントに到着し、まずは魚や周辺の様子を観察する。
イナッコがちらほら飛び跳ねており、時折シーバスのものと思われるライズも見られる。
しかし、まだまだ控えめで、時合といった雰囲気ではない。
バス釣りの方がいたので、この周辺のことについて少し話を聞かせてもらう。
汽水域にバスが居るのか?と思ったが、どうも居るらしい。
時には海でも釣れるとのことだ。
シーバス同様、バスも意外と浸透圧調節能力が高い魚のようだ。
シーブラックバス釣りもまじめにやってみたら楽しいかもしれない。
そうこうしているうちに陽は沈み、水面のざわつきもより一層賑わいを増してくる。
ジャンプしたイナッコに豪快にかぶりつく個体もいて、期待度はかなり高い。
16:30実釣開始。
ドラグをチェックし、WILD-1限定のTKLM9/11沼ボラカラーをキャストする。
ちなみに、釣行に張り合いを持たせるためにWILD-1のシーバスフォトコンテストにエントリーしてきた。
よって、今日はTKLM9/11 WILD-1オリカラ縛りで行く予定だ。
1投目、着水後、潜らせてから1秒1回転半位のリトリーブスピードでしっかりアクションを付けながらホットスポットを通す。
手前のブレイク付近でグンッっと竿先を引き込むようなバイトがあった。
昨日とパターンは一緒のようである。
引きも大したことはなく、40~50cm付近のレギュラーサイズといったところか。
今日はトラキンよろしく、ひとりシーバスキング選手権大会といった心持である。
無理はせず、且つ時間をかけないようにランディングするのも今日のミッションだ。
今日はデジカメの充電も万全である。
撮影を終え、ラインとフックの状態を確認し、ポイントを少しずつずらしながらルアーをアピールさせてゆく。
程無くして2匹目がヒット。
またしてもレギュラーサイズである。
その後もポンポンと釣っていくのだが、やはり釣りをしている時間よりランディングからリリースにかけている時間の方が長くなってしまう始末である。
ネットに絡んだルアーを外すのに、意外と手こずる。
こんな時は、目の荒いラバーネットに換えた方が効率がいいかもしれない。
それと、ラインが少しでも痛んだ場合は即切り詰めて結びなおしているのだが、これも意外と手間である。
カラーローテーションしながら2時間ほどで、途中ニゴイも混ぜながら8匹のシーバスを釣り上げることができた。
あとは昨日と同程度のペースで行けば、25匹の記録更新も楽勝に違いない。
ここまでのサイズは、全て60cm未満であった。
あわよくばランカーサイズも混ざらないものかと欲が出てくる。
そうこうして皮算用に精を出していると、釣り人が2人やってきて、私の両側に入ってきた。
私が釣っているところを、遠くから見ている人がいたことには気付いていた。
まぁ、これだけ魚がいるのだから一人占めする必要もないし、皆で釣ればよい。
私も記録更新に向けて自分の釣りをするまでである。
最初はそう思っていた。
そして10分後、異変に気付く。
あれ、釣れないぞ。。。
さっきまであんなに賑わっていた水面は静かになっている。
ライズも小さく疎らである。
一瞬、時合いが過ぎたのかとも思ったが、昨日釣れ続いたことを考えるとそれも考えにくい。
一体なぜだろうか、少し妄想してみる。
やってきた二人が釣りを始めた途端に釣れなくなった。
思いつくのはそのプレッシャーによる影響だろう。
気になるのは彼らがどんなルアーをどのレンジに通しているかだ。
恐らく、バイブレーションなどのアピールの強いルアーを、シーバスがステイするレンジに通しているため警戒されて食わなくなったのではと予想される。
シーバスのようなプレデターの群れがいる場合、イナッコなどのベイトフィッシュは水面近くなどに逃げているはずである。
にもかかわらず、プレデターの群れの中を悠々と泳ぐ魚が居たらどうだろうか?
小さくたって、そいつは自然界ではシーバスより強い危険な存在に違いないのだ。
「流れに翻弄され、シーバスの近くに不可抗力で流された魚」と、
「シーバスの目の前を食ってみろとばかりに悠々と横切る魚」
この両者は同じ魚であったとしてもその性質は決定的に異なる。
その違いによる、ここまで明確な影響を目の当たりにできたことは貴重な体験であった。
考えてみれば自分の釣りでも思い当たる節がある。
魚影は濃いのに食わせられず、ガンガンに叩いて、やっと1匹2匹釣り上げる釣り。
最終手段としてはそういう釣りもありだとは思うが、もう少し思慮をめぐらせ、順序立ててアプローチするべきだろう。
そうすれば、より多くの魚との出会いも拓けていくに違いない。
危険な魚(ルアー)を避けて岸壁に寄り添っているシーバスを狙ってルアーをドリフトさせていく。
やはり食ってきた。
これ以上続けても記録更新は難しそうなので、この魚を上がりに納竿した。
本日の釣果
シーバス 9匹
ニゴイ 1匹