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利根川シーバス汽水域調査3日目

2018年12月5日

先日のシーバス汽水域調査以降、アルマスの頭には「なぜ?」がぐるぐると渦を巻いていた。
「いきなり釣れなくなる現象」が本当に人為的なものであったのか。
はたまた別の要因によるものなのか。
あれこれと想像が頭に暇を与えないのである。
25年程前、八丈島でアジング(ムロアジ)を友人と楽しんでいた際の出来事である。
それまでは面白いように釣れていたムロが、急に釣れなくなったことがあった。
一体何事かと海を覗き込むと、そこには1mにも迫ろうかという巨大な青物が悠々と泳いでいたのである。
その時は海中の様子を見ることができたので、釣れなくなった要因が容易に判明した。
しかし、海中を窺い知る手立てが無かった先日は、釣れなくなった要因が何であるかは想像の域を出ないのである。
後から来たアングラーのせいであるかのような無責任な仮説を立てたものの、別の要因が原因であった可能性もある。
言ってしまえば自分が原因であった可能性だって無いわけではないのである。
先日の復習と、自らの釣り方の再確認の意味も込めて再び利根川汽水域へと車を走らせるのであった。

ポイント到着は16時過ぎ、既に日没間際である。
準備を整え、周囲の様子を観察する。
先行するアングラーの姿は見えない。
水面にはイナッコが時折跳ねており、小さいがシーバスのものと思われるライズも確認できる。
イナッコの浮き方を見るに、シーバスが積極的にベイトを追っている雰囲気ではない。
時合までもう少々といったところである。
しばし川面を眺めながら、日没を待つことにする。

濃紺の帳が水面に迫るにつれ、利根川のトッププレデターが上げる水飛沫の勢いは増してゆく。
最初の一投はシーバスの活性が十分に上がってから投げたいものである。
ノンプレッシャー下で本来見せる群れの捕食活性が、ルアーによるプレッシャーが限定要因となって上がりきらないといったことは避けたい。
派手なライズが起こるのをじっくりと待ってから、TKLM9/11をキャスト。
先日同様、ルアーがしっかりとアクションするスピードで、ライズが頻発するホットスポットを通す。
1投目から深いバイトの感触がロッドを伝う。
16:47、ファーストフィッシュをゲット。
サイズこそ無いがベイトフィッシュを追いまわしている元気あふれる個体である。

利根川シーバス汽水域調査3日目

シーバスの活性は十分である。
テンポよく行きたいところである。
ラインのチェックを済ませ、ライズの先にキャストする。
立て続けにヒット。
フックがしっかり口に残る深いバイトが気持ちいい。
念のため追い合わせをしてからファイトする。
またもや同サイズのシーバスである。

利根川シーバス汽水域調査3日目

3日前のパターンと同様の反応である。
先日の何故か釣れなかった原因は、ほぼ人為的要因によるものと考えて良さそうである。

ヒットからランディング、写真撮影、リリース、タックルチェックと一連の流れを消化すると10分程度の時間がかかる。
やりとりが雑にならないように、且つなるべく要領よく釣り続けられるように手順をフィードバックしながら釣ってゆく。

利根川シーバス汽水域調査3日目

利根川シーバス汽水域調査3日目

利根川シーバス汽水域調査3日目

19:21の時点で13匹の釣果である。
12月2日は19:30の時点で5匹であったことを考えると、記録更新は楽勝で達成できるペースである。
しかし、先が見えてくるとやる気が減退していくのが私の悪いところ。
答え合わせは既に完了しているので、それ以上釣り続けるのも面白くない。

そこで、河口堰に行ってみることにする。
普段は有名ポイントや人から釣れると聞いたポイントへは行かないのだが、利根川の河口堰はシーバス釣りのメッカ的な場所であり、一度は竿を出してみたいという衝動に駆られるアルマスであった。
これ見よがしに千葉県側で釣るのは少し気が引けるため、茨城県側に行ってみることにする。
駐車場は千葉県側にあり、茨城県側へ行くには徒歩で利根川を渡らなくてはならない。
竿を持って利根川大橋を歩くのだが、さすがは大河川坂東太郎、結構遠い。
堰柱には番号が振ってあり、千葉県側1番から対岸の10番まで歩けば到着である。

さすがは超有名ポイント、人が多い。
水門に一番近い位置で竿を出していた方に声をかけると、快く隣に入らせてくれた。
話をしていると、普段は利根川上流でシーバスを狙っているとのことである。
行動範囲が私とかぶっているので、そのうちフィールドでお会いすることもあるだろう。
その方はたまに河口堰にも来るが、良い思いをしたことが無いと嘆いておられた。
今日もまだ釣れていないとの事。
隣に入れてくれたお礼にと、今日のヒットパターンをお教えしたところ、すぐに釣り上げ喜んでくれた。
さすが釣りの上手い方は、すぐに結果を出される。
私も管釣りで隣の釣りうまな方の真似をするも、同じように釣れたためしがない。
そこが上手い人と私のようなヘタクソとの違いなんだろうなーとしみじみ実感した。

時刻は20時を回ったところ。
さて、釣りである。
TKLM9/11ライムゴールドパワーイナで先程同様速めのリトリーブで探ってゆく。
反応が無いので巻きスピードを少し落としてサブサーフェスで弱ったイナッコを演出する。
ブレイクを過ぎた辺りで水飛沫を上げて食い上げてきた。
なかなか良いサイズを予感させるファイトである。
ランディングしてみると、意外と小さく60くらいといったところであった。

利根川シーバス汽水域調査3日目

続いても同カラー。
ゆっくりめが良さそうなので、ブレイク周辺や岸際などをよろよろと流して探ってゆく。
ライズも少なく、なかなかバイトしてこない。
有名ポイントだけあって、プレッシャーの影響も大きそうである。
水面から飛び出ないように皮膜一枚潜らせ、弱ったイナッコになりきり息をひそめて岸際をリーリングする。
すると、ボシャーッと、シャローで反転食いする巨体が静寂を破る。
凄い突っ込みである。
シーバスも、何が起こったのか分からずにパニックになっているようだ。
上がってきたのは、これまた先程と同サイズのシーバスであった。
完全に餌であると疑いもせずに食ったのだろう。
綺麗なハーモニカであった。

利根川シーバス汽水域調査3日目

利根川シーバス汽水域調査3日目

気が付けば早いもので21時を過ぎていた。
一度は訪れてみたかった利根川逆水門で釣りができて、大変満足である。
翌日の仕事に支障が出ないように、楽しみの余韻とともに納竿とした。


本日の釣果 シーバス15匹


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